この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
依頼者は仕事中に,足首を粉砕骨折をする大けがを負いました。しかしながら,使用者は労災保険を使用に協力してくれずに,見舞金だけで解決しようとしました。怪我が大きく,後遺症に対する補償を心配したご家族から,当事務所に相談がありました。
解決への流れ
➀ 勤務先が協力しないことを労基署に説明したうえで,(事業主証明をとらずに)労災保険の申請を行い,治療費,休業補償,後遺障害の全てについて,労災保険によって保障がされました。➁ 労災事故の発生には,勤務先の労働環境も原因であったことから,会社に対して損害賠償請求を行い,労働審判によって賠償請求を認める和解で解決しました。
➀仕事中の事故であるのに,勤務先が労災保険の申請に協力してくれないケースは,少なくありません。勤務先の協力がなくても労災申請をすることは可能ですので,労災保険についての知識・経験のある弁護士にご相談ください。➁仕事中の事故は,勤務先の労働環境,安全対策に問題がある場合が多いといえます。この場合には,労災保険だけでなく,勤務先に対して適正な損害賠償を行うべき場合がありますので,弁護士にご相談ください。