この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
年末に、10年ほど勤めた会社の社長から,もう来なくても良い、今月の給与だけ払ったら解雇と言われてしまいました。辞めることはやむを得ないとあきらめていますが,退職日が12月中になるので,その月にもらえるはずの賞与と,退職金をきちんと払ってもらいたいと思い,相談することにしました。
解決への流れ
あまり長引くことは望まなかったので交渉による解決を希望しました。退職金はきちんともらうことができましたし、賞与も全額ではありませんでしたが、ある程度まとまった金額の解決金をもらうことができました。もらうものはもらえましたので生活に不安も残らず,また早期に解決ができたので,次の仕事にも支障が出なくて大変助かりました。
本人としても,関係が悪化してしまったので,解雇を争って会社に残りたいとは考えておらず,また,時間をかけるよりは早期解決して,新しい仕事に集中したいという希望がありましたので,交渉での解決を目指しました。調べたところきちんとした退職金規程がある会社でしたので,退職金の金額については早々に交渉が整いました。賞与の支払いについては、会社側と依頼者とで事実の認識に食い違いがありましたが、早期解決したい会社側の意向をうまく汲み取り、解決金という名目で一定程度の金額の提示を引き出し、和解することができました。依頼主の希望に沿った解決ができたと思います。