犯罪・刑事事件の解決事例
#自己破産

【自己破産】自己破産後も自宅に住み続けることができた事例

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塩澄 哲也 弁護士が解決
所属事務所ゆずりは法律事務所
所在地福岡県 久留米市

この事例の依頼主

70代 男性

相談前の状況

依頼主は自営業の方で、依頼主の妻と一緒に店を切り盛りしていました。金融機関からの借入額は数千万円ありましたが、経費削減の努力等により、仕入先に対する支払いや金融機関への返済等は滞りなく行っていました。ところが、ある時に病気を患い、1ヶ月以上の入院を余儀なくされました。退院後に、今まで以上に頑張ろうと思っていた矢先に、再び体に異変を覚え、再度、入院を余儀なくされました。依頼主は半身麻痺となり、仕事に復帰する目途が立たなくなりました。依頼主の妻だけでは経営することができないということで、今後の対応について相談に来られました。

解決への流れ

依頼主については自己破産の申立てをするほかないと判断しました。商品在庫が多数ありましたし、依頼主名義の不動産も多くありましたので、管財事件になると判断し、速やかに破産申し立てをするべく準備を進めました。依頼主は、できれば住み慣れた自宅で今後も生活をしたいと希望されましたので、依頼者の身内の方に依頼者の自宅を買い取ってもらうよう、依頼者の妻に交渉してもらいました。結果的に依頼主の自宅については、依頼主の身内が買い取り、依頼主は、身内から自宅を借りて、免責決定後も、妻と一緒に自宅で生活をすることができました。

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塩澄 哲也 弁護士からのコメント

依頼主の状況に鑑みると、仕事へ復帰することは困難であるので、破産申立てするほかないと判断しました。その場合、管財事件になるので、在庫商品等の財産が散逸しないように注意し、速やかに破産申し立てをするべく準備を進めました。たまたま依頼主の身内に、依頼主の自宅を買い取ってくれる方がいらっしゃったので、依頼主や妻は自宅に住み続けることができることになりました。