犯罪・刑事事件の解決事例
#不倫・浮気 . #慰謝料

【W不倫慰謝料・相手方のケース】職場にも家族にも不倫を知られずに解決できたケース

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秦 真太郎 弁護士が解決
所属事務所雨宮眞也法律事務所
所在地東京都 中央区

この事例の依頼主

40代 女性

相談前の状況

私には夫と子供達がいるのですが、夫からの暴力等もあり、離婚を考えていた時期がありました。そんなとき仕事の関係で知り合った男性に妻子がいると知りながら、親密になり性的関係を持ってしまいました。私も夫への不満が強く、相談できる相手もいませんでしたので、男性に相談している内に親密になってしまったのです。しばらく不倫関係が続いたのですが、そのことが先方の妻に発覚してしまいました。先方の妻はいきなり弁護士をつけてきて300万円を一括で支払えと要求されてしまいました。とてもそんなお金払えませんし、このことが夫に知られでもしたら、暴力をふるわれるのではないかと不安で仕方がありません。このような事情がありますので、絶対に夫にはバレないように話をまとめて欲しいと思いますので、お願いします。また、男性から、先方妻は感情的になると後先を考えない性格と聞いています。私の職場に不倫がバレてしまいますと困りますので、この点も注意しながら進めて下さい。また、とりあえず先方妻には謝罪の手紙を送ろうと考えていますので、その有効性や手紙の書き方についてもアドバイスをもらえると助かります。ーーーーーーーーーーーーーー(相談時の悩みごと)ーーーーーーーーーーーーーー1.私には結婚して15年の夫と子供もいます。夫はいわゆるDV夫なのですが、最近は暴力も収まってきていました。それなのに、今夫にこのことを知られてしまいますと、暴力が再発することは間違いありませんので、絶対に夫にバレずに解決して欲しいです。2.今私が勤めている会社は、それなりに勤続年数も長く、今退職することになりますと、正社員での再就職先を見つけることは難しいと思います。また、今退職することになりますと、夫に理由を問いつめられてしまうため、それも怖いです。会社にも知られずに解決してもらえないでしょうか。3.私は正社員とは言っても、高収入を得ているわけではありません。また、家計のことは夫に把握されていますので、大きなお金を動かすと夫にバレてしまいます。そのため、慰謝料の金額も極力抑えながら解決して欲しいです。

解決への流れ

アドバイスを頂き、手紙を送ったのですが、先方の怒りを鎮めることはできませんでした。途中から秦弁護士に間に入ってもらって交渉してもらったのですが、こちらの提示額と相手の要望額に開きが大きく、話し合いは決裂してしまいました。結局、相手は裁判を起こすと言うことになってしまい、正直に言いますと、夫にこのことがバレてしまうのではないかとかなり焦ったのですが、秦弁護士の方で早めに裁判所とコンタクトを取ってもらい、夫にはバレずに裁判を進めることができました。裁判では、先方妻は、こちらに対して誠意がないという話をしきりにするのですが、私はパート職員なので、相手が要求するような高額の慰謝料を支払えるはずがありません。相手の言い分はあまりにむちゃくちゃだと感じたのですが、秦弁護士のアドバイス通り、裁判では感情的にならずに、男性側とのメールのやりとりなどを法廷に提出して応戦しました。裁判の途中、裁判官が和解の調整をして下さり、150万円を支払うことで解決することができました。和解の際には、先方がこちらに接触しないことや、今回のことを第三者に口外しないこともしっかりと盛り込んでもらえましたので、安心して解決することができました。裁判終了後、男性側に半額の75万円の支払を求めたところ、スムーズに支払を受けることができましたので、実際の負担は75万円で済みました。

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秦 真太郎 弁護士からのコメント

W不倫のケースですと、ご依頼者様のパートナーに事態を知られてしまうと、ご依頼者様の家庭も破壊されてしまうというリスクがあります。特に今回のケースのように夫がDV夫というような場合には、家庭の破綻のみならず、ご依頼者様の身の危険にもつながりかねません。また、こちらの夫に不倫を知られてしまいますと、相手男性に慰謝料請求をすると言う事態にも発展しかねず、紛争が複雑化してしまう恐れもあります。そのため、ご依頼者様の家族に知られずに解決したいという希望をおっしゃる方は多くいます。そのような場合には、こちら側で弁護士を立てますと、相手がこちらの自宅に乗り込んでくるだとか、職場に連絡してくると言った行動を牽制することができます。今回のケースでは、相手から裁判を起こされたのですが、何とかご依頼者様の旦那様に知られずに手続をすることができました。裁判になりますと、家族に知られずに解決することは難易度が高いのですが、今回は裁判所の理解もあって、知られずに解決できました。最終的なご依頼者様の負担額も、あまり大きくならずに解決することができました。